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海外FX会社の金融ライセンスの取得、信託保全の導入状況のまとめ

海外FX会社の比較

海外FX会社の金融ライセンス、信託保全導入の重要性

本投稿では、金融ライセンスの取得状況や顧客資金の分別管理、信託保全の導入の有無という観点から海外FX会社の比較を行っていきます。

 

ライセンスの取得と分別管理の実施、信託保全の導入は信頼できる海外FX会社を選定する上で重要な項目です。

 

スイスフランショックでアルパリUKが破綻した際も、アルパリUKが取得していたFCAの金融ライセンスの規定により顧客資金は会社運営資金とは別に保管されていたためトレーダーの資金は保護されました。

※FCA:英国金融行動監視機構、イギリスの金融庁にあたる組織。

 

口座開設を検討している海外FX会社はライセンスを取得しているか、信託保全の導入を行っているか、解説します。

 

 

海外FX会社の金融ライセンス、信託保全の導入状況のまとめ

海外FX会社の金融ライセンスの取得・信託保全の導入の状況は以下のとおりです。

 

会社名 ライセンス 分別管理 信託保全
XM FCA、CySEC、ASIC、FSAなど 実施 最大100万ドル
HotForex FCA、CySEC、セントビンセント・グラナディーン金融庁など 実施 最大500万ユーロ
TitanFX バヌアツ共和国金融当局(VFSC) 実施 なし
Tradeview ケイマン諸島金融庁 実施 最大3万5000ドル
Gemforex ニュージーランド金融サービス業者登録(FSP) 実施 なし
LandFX セーシェル金融サービス庁(FSA) 実施 なし
is6com なし 実施 なし
AXIORY ベリーズ国際金融サービス委員会(IFSC) 実施 全額
TTCM バミューダ共和国法人登録、CySEC 実施 最大2万ユーロ(※2)
iForex 英領バージン諸島金融サービス委員会、CySEC 実施 最大2万ユーロ(※2)

FCA:英国金融行動監視機構、CySEC:キプロス証券取引委員会、FSA:セーシェル金融庁

 

  • XM(XMTrading)、HotForex、Tradeview、AXIORY、TTCM、iForexは金融ライセンスを取得しており、顧客資金の分別管理、信託保全を行っています。
  • TTCMおよびiForexが取得しているバミューダ法人および英領バージン諸島のライセンスは信託保全を義務付けていません。

 

XM(XMTrading)、HotForex、Tradeview、AXIORYは分別管理・信託保全の導入を行っています。

 

XMの金融ライセンス、信託保全の導入状況

  • イギリス、セーシェルなど5ヶ国に法人を設立しており、各拠点の法人が金融ライセンスを取得
  • 顧客資金は英国・バークレイズ銀行に分別管理
  • AIG保険に加入しており、XM経営破綻時も最大100万ドルまで補償

 

HotForexの金融ライセンス、信託保全の導入状況

  • キプロス、セーシェルなど7ヶ国に法人を設立しており、各拠点の法人が金融ライセンスを取得
  • 顧客資金はMCB、BlueOrange等の銀行で分別管理
  • 民事賠償保険制度に加入しており、会社破綻時や過失など金銭的な損失に対して最大500万ユーロの補償

 

Tradeviewの金融ライセンス、信託保全の導入状況

  • ケイマン諸島金融庁(CIMA)の金融ライセンスを取得
  • 顧客資金は米国・サタンデール銀行において第三者監査機関であるFundAdministration Inc管理のもと分別管理
  • 会社経営破綻時、第三者監査機関が管財人となり最大3万5000ドルまで補償

 

AXIORYの金融ライセンス、信託保全の導入状況

  • ベリーズ国際金融サービス委員会(IFSC)の金融ライセンスを取得
  • 顧客資金はユニオン銀行において第三者監査機関であるプライスウォーターハウスクーパース(PwC)管理の下で分別管理
  • 会社経営破綻時、第三者監査機関が管財人となり全額補償

 

金融ライセンスの必要性

 

FX会社が金融ライセンスを取得しているか否かは口座開設するFX会社を選定するうえで重要です。

 

FX会社のような金融業を行う会社は投資家保護の必要性が強く求められ、市場の健全性の維持の観点からも金融業を行う会社には一定の規制を及ぼす必要があり、そのためFX会社は金融ライセンスを取得する必要があります。

 

国によって金融ライセンス取得のための審査の厳しさは異なりますいづれのライセンスも投資家保護などの規制を設けており、規制に違反するような行為(出金拒否など)があるとライセンスが剥奪され会社の信用も落ち顧客を減らしてしまうことになるため金融ライセンスを取得しているFX会社は顧客保護などの規制を遵守しなければなりません。

 

よって金融ライセンスを取得しているか否かがFX会社の信用性の基準の一つであり、ライセンス未取得の会社の信頼性は低いと考えてよいです。

 

  • 医師免許を持っている医者に手術を頼むか
  • 医師免許を持っていない医者に手術を頼むか

ほぼすべての方が前者の医者を選ぶと思います。

 

いくらホームページで顧客資金の安全性を説いていたとしても、ライセンスを取得していない場合はその文言に信頼を置いてはいけません。

会社が倒産した場合、資金の返還を求める手段がありません。

 

 

分別管理、信託保全の必要性

 

顧客資金の分別管理を行っているか、信託保全を行っているか、ということも口座開設するFX会社を選定するうえで重要です。

 

分別管理について:分別管理先の口座の名義人を確認しましょう

顧客資金と会社運営資金の分別管理の実施は必須です。

これは顧客から預かったお金と会社運営資金を分離して銀行に保管するということです。

 

分別管理において確認しておきたいのが、

  • 分別先の口座の名義人が誰になっているか
  • 第三者監査機関が介入しているか

という点です。

 

確かに多くのFX会社のホームページには分別管理実施の記載があるですが、名義人がそのFX会社の場合は経営破綻時に口座が差し押さえられる可能性があります。

 

 

良い例AXIORYは破綻時の分別管理先口座の名義人を記載しており、また第三者監査機関の介入も明記しています。

 

顧客資金の安全性には信託保全導入が必要条件

FX会社の経営破綻時に預けた資金の返還を補償してくれるのが信託保全です。

 

海外FX会社を選定する場合、

  • 顧客信託口座に資金が管理されているか
  • 信託会社などに顧客資金の補償を依頼しているか

を要確認です。

 

信託銀行や信託会社が顧客資金を管理し、会社に万が一のことがあっても信託銀行や信託会社から信託管理人を通じて顧客資金が返還されるためです。

債権者への返済に顧客資金が使用されることはありません。

 

補償額は全額の場合もあれば限度額がある場合もありますが高いレバレッジを効かせてトレードできる海外FX会社においては補償額が数百万円であっても十分な補償額となります。

 

仮に口座開設予定の会社の保全額が投資額を下回る場合は複数の口座を開設するなどの対策を取ることでより安全になります。

 

 

顧客資金の安全性で確認するポイントのまとめ

 

海外FX会社での預けた資金の安全性は、

  • 金融ライセンス取得の有無
  • 資金の分別管理の実施
  • 信託保全の導入の有無

を確認してください。

 

上記3点を実施している海外FX会社は信頼性が高いと考えて構いません。

 

日本人にサービスを提供するオフィスのライセンスを確認しよう

 

これまで説明したように口座開設する場合は、金融ライセンスの取得の有無、顧客資金の分別管理の有無、信託保全の導入の有無を第一に確認してください。

 

レバレッジや口座の種類、ボーナスなど、その会社が提供するトレード環境の検討・比較は会社の信頼度を確認してからです。

 

ただし、ライセンスの取得・分別管理・信託保全の導入が行われていればそのFX会社は信頼に足るかというとそうではない場合もあります。

 

本社と日本人へサービスを提供するグループ会社のライセンスの信頼度は異なる場合がある

 

FX会社には世界各地に拠点を持ちサービスを提供している会社もありますが、本社は厳格なライセンスの取得などを行っていたとしても日本在住者にサービスを提供するグループ会社の金融ライセンスは異なる場合があります。

 

LandFXがその一例です。

Land-FX UK Ltdは分別管理・信託保全が義務付けられているライセンス(ライセンス名は記載不可)を取得しているため、Land-FX UK Ltdは信頼に足ります。

 

しかし日本在住者にサービスを提供するLand Prime Ltd.及びLandfx Ltdはセーシェル金融サービス庁(FSA)のライセンスです。

 

Land-FX UK Ltdのライセンスは厳格であるといっても、日本在住者にはLand Prime Ltd.及びLandfx LtdからFSAの規制の下にサービスが提供されます。Land-FX UK Ltdのライセンスには信託保全の導入が義務付けられていますがFSAは義務付けていません。

 

XM、HotForexは個別に信託保全導入

XM

  • イギリス(Trading Point of Financial Instruments UK ltd)、
  • キプロス(Trading Point of Financial Instruments Ltd(XM Cyprus))、
  • オーストラリア(Trading Point Of Financial Instruments PIY Ltd)、
  • セーシェル(Trading Point (Seychelles) Limited)

に拠点を持ちますが、それぞれ、

  • FCA
  • CySEC(キプロス証券取引委員会)
  • ASIC(オーストラリア証券投資委員会)
  • FSA(セーシェル金融庁)

のライセンスを取得しています。

 

日本在住者にはFSAのライセンスを取得しているTrading Point (Seychelles) Limitedからさービスが提供され、FSAには信託保全導入の義務はありませんが、AIG保険の加入により最大100万ドルの信託保全を導入しています。

関連記事:XMは安全?危険?取得している金融ライセンスからみたXMの安全性

 

同様にHotForexも各国のオフィスが

  • セントビンセント・グラナディーン金融庁ライセンス(HF Markets (SV) Ltd)
  • ドバイ金融サービス機構(DFSA)(HF Markets (DIFC) Ltd )
  • FCA(HF Markets (UK) Ltd)
  • CySEC
  • モーリシャス共和国金融サービス委員会(FSC)(HF Markets (Europe) Ltd)
  • 南アフリカ共和国金融業界行為監督機構(FSCA)(HF Markets SA (PTY) Ltd)
  • FSA(HF Markets (Seychelles) Ltd)

のライセンスを取得しています。

 

日本在住者にはセントビンセント・グラナディーン金融庁ライセンスを取得しているHF Markets (SV) Ltdからサービスが提供され、民事賠償保険制度による最大 500万ユーロの補償を導入しています。

関連記事:HotForexの特徴は?口座開設するメリットとデメリットを解説

 

以上のように会社が金融ライセンスを取得していることも重要ですが、複数の国に拠点を構えている場合、日本在住者が口座開設するオフィスがある国での金融ライセンスを確認する必要があります。

 

ライセンス未取得、信託保全未導入の会社での口座開設は自己責任で

もちろん

  • 長年営業していて出金拒否などの悪評を聞かない
  • ボーナスキャンペーンがすごくお得である

等の理由から自己責任で口座を開設してみるのは全然OKだと思います。

 

ただしライセンスの取得などの不備がある会社には大きな資金を投入するのは危険です。

ライセンス未取得の会社で口座を開設する場合は最悪返金されない可能性も考慮して利用するべきです。

 

信頼できるFX会社で口座開設を行い、トレード環境の選定を

 

長期的にFXを行っていく予定なのであれば

  • ライセンスを取得し、
  • 顧客資金の分別管理を実践し、
  • 信託保全を導入している

FX会社で口座を開設することをおすすめします。

 

さらに、そのような会社で複数の口座を開設し資金を分散させることでより安全にトレードを行うことができます。

 

他社口座間で両建てトレードを行うことは禁止されている場合がほとんどなのでトレードする通貨ペアなどを振り分けてトレードを行う必要がありますが、きちんとライセンスを取得を取得し信託保全の導入を行っている会社で複数口座を持つことはオススメです。

 

複数の会社を利用していると、

  • ここは約定が早い
  • MT4の不具合がない
  • EAを稼動させたとき、この会社の口座は成績が良い
  • 手数料が安くて取引コストを抑えられる
  • ボーナスがお得

など色々な発見がありトレードスタイルによって効率よく口座を利用することが出来ます。

是非検討してみてください。各FX会社の評判はこちら

 

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