iForexの取引画面の
- 利用可能証拠金
- 利用証拠金
- 利用証拠金率
- 有効保有額
- 証拠金残高
- 約定金額カバー率
- 約定金額
- 最大約定金額
- 差損益
とは何でしょうか?
実際の取引画面を元に、iForexの取引画面の用語を説明していきます。
iForexの利用可能証拠金、利用証拠金、利用証拠金率とは
利用証拠金(画像の青枠):保有しているポジションの必要証拠金
利用可能証拠金(画像の緑枠):有効保有額(口座資金±含み損益)から利用証拠金(画像の青枠)を引いた値
利用証拠金率:利用証拠金(画像の青枠)÷(利用証拠金(画像の青枠)+利用可能証拠金(画像の緑枠))
実際の計算値
- 利用証拠金:後述。取引数量×現在のレート×必要証拠金(%)。
- 利用可能証拠金:(50000円-5116.82円-2872.94円)-利用証拠金(12064.38円)=29945.86円
- 利用証拠金率:12064.38円÷(29945.86円+12064.38円)×100≒28.72%
利用可能証拠金はマイナスになる?
利用可能証拠金はマイナスになる可能性があります。
まだ実際にマイナスになったことがないので分からないのですが、理論上はマイナスになり得ます。
計算例は以下のとおり。
マイナスになる条件の例
- 口座資金:10万円
- ポジション:ドル円を10万通貨で取引中。現在のレートは100円。
- ドル円の必要証拠金率:0.25%
- 含み損:9万円
↓
- 利用証拠金:10万×100円×0.25%=2万5000円
- 口座資金±含み損益(有効保有額):10万円-9万円=1万円
- 利用可能証拠金:1万円-2万5000円=-1万5000円
深夜から日経とダウ全力Lハマった!
…ところで、iFOREX 久々に触ったんだけど、なぜ利用可能証拠金マイナスなんだろ。教えて、詳しい人。#アイフォ戦士 pic.twitter.com/BwTaIfXQgU
— KT (@kkk_kkk59325054) 2018年3月26日
各ポジションの約定金額、必要証拠金、利用証拠金、利用証拠金率
図の「□」と「矢印」のマークをクリックすると、現在保有中の各ポジションの約定金額、利用証拠金、利用証拠金率が確認できます。
約定金額:取引数量×現在のレート×円換算レート(ドル円など)
必要証拠金(%):「商品情報」から確認
利用証拠金:約定金額×必要証拠金(%)
利用証拠金率(%):利用証拠金÷(利用可能証拠金+利用証拠金)×100
(※)利用可能証拠金:ファイナンス要旨の一番上の数値
実際の計算値
- 約定金額:84313円(取引数量×現在のレート×円換算レート(ドル円など)から計算)
- 利用証拠金:84313円×10%=8431円
- 利用証拠金率(%):8431円÷(29945.86円+12064.38円)×100≒20.07%
iForexの有効保有額、証拠金残高、差損益とは
証拠金残高:口座資金(トレーディングチケットは含まない)
有効保有額:証拠金残高+差損益
差損益:現在保有しているポジションの含み損益
実際の計算値
- 有効保有額:-5116.82円+(-2872.94円)=-7989.76円
有効保有額はマイナスになる?
有効保有額はマイナスになる可能性があります。
先ほど添付した画像の有効保有額もマイナス(-7989.76円)になっています。
マイナスになった際の損益は以下のとおりです。
元々の口座資金(有効保有額):5万円
トレーディングチケット:5万円
↓
トレードで5万5116.82円損切
↓
有効保有額5万円-5万5116.82円=-5116.82円
本来なら有効保有額が0円になった時点でトレードは強制ロスカットされるのですが、トレーディングチケットが5万円分あるので有効保有額がマイナスでもトレードを継続できています。
有効保有額がマイナス5万円を超えるとトレードは継続不可能になります。
トレーディングチケットに関しては「iForexのボーナス解説!【トレーディングチケット、キャッシュバック】」に書いています。
iForexの強制ロスカットに関しては「iForexのロスカット水準、維持率【0%であることの恩恵】」に書いています。
iForexの約定金額カバー率、約定金額、最大約定金額とは
約定金額:現在保有しているポジションの約定金額の合計。約定金額は「取引数量×現在のレート×円換算レート(ドル円など)」
約定金額カバー率:(利用可能証拠金+利用証拠金)÷約定金額。意味は後述。
最大約定金額:約定金額の最大値。最大15億円
実際の計算値
- 約定金額カバー率:(29945.86円+12064.38円)÷182420円×100=23.03%
約定金額カバー率の意味
「約定金額」に対する「有効保有額+トレーディングチケット」の割合です。
有効保有額は含み損が大きくなると値が小さくなるので、約定金額カバー率も低下します。
約定金額カバー率は「現在保有しているポジションの含み損益を考慮した口座資金の安全度」のようなものだと思ってください。
iForexの取引画面からは証拠金維持率は分かりませんが、約定金額に対する「口座資金+含み損益の金額」の割合は知ることが出来ます。
約定金額カバー率は「(口座資金+含み損益)÷約定金額」で計算でき、含み損が大きくなると有効保有額が減少するので約定金額カバー率も低下していきます。
- 口座資金+含み損益:3万4266円(次項の図参照、利用可能証拠金の合計21783.04円+12482.96円)
- 約定金額:ロット×レート×円換算レート(ドル円など)、図の場合18万2275円
- 約定金額カバー率:3万4266円÷18万2275円×100=18.80%
カバー率計算例
- 現在のドル円レート:100円
- 取引数量(ロット):1万通貨
- 口座資金:5万円
- 含み損:4万円
- 約定金額:100万円(1万通貨×100円)
- 約定金額カバー率:(5万円-4万円)÷100万円=1%
上記計算例のように、目安ではありますが1%を切ると強制ロスカットが迫っていると考えていいかもしれません。
この数値をなるべく高く保つようにポジションを持つと強制ロスカットの心配は少なくなります。
iForexの取引画面から証拠金維持率は確認できるか?
iForexの取引画面からは証拠金維持率は確認できません。
利用証拠金率の逆数が証拠金維持率となります。
利用証拠金率:必要証拠金÷有効保有額×100
証拠金維持率:有効保有額÷必要証拠金×100
計算例
iForexで利用証拠金率が25%(必要証拠金÷有効保有額=0.25)
↓
証拠金維持率:1÷0.25×100=400%
コメント(=^・・^=)