本投稿ではXMでのナスダック(US100)のトレードを解説します。
- XMのナスダック(US100)には2種類のシンボル【現物と先物】
- XMのナスダック(US100)の必要証拠金【現物・先物共通】
- XMのナスダック(US100)の損益の計算方法【現物・先物共通】
- XMのナスダック(US100)の最大ロット・最小ロット【現物・先物共通】
- XMのナスダック(US100)の取引時間【現物・先物共通】
- XMのナスダック(US100)のスプレッド【現物のほうが狭い】
- XMのナスダック(US100)の限月について【先物には満期日があり】
- XMのナスダック(US100)の指値・逆指値【現物のほうが狭い位置に指値が置ける】
- XMのナスダック(US100)のスワップ【現物にはスワップが発生】
- XMのナスダック(US100)の配当金【現物買いで配当金を獲得】
- XMのナスダック(US100)の取引まとめ
XMのナスダック(US100)には2種類のシンボル【現物と先物】
XMのナスダック(US100)には2種類のシンボルがあります。
- US100Cash:現物
- US100-MAR20:先物
XMのナスダック(US100)の現物と先物には以下の相違点があります。
現物と先物で同じ点
- 必要証拠金
- 損益の算出方法
- ロット
- 取引時間
現物と先物で異なる点
- スプレッド
- 限月(満期日の有無)
- 指値・逆指値
- スワップの有無
- 配当の有無
本投稿の次項以降においてXMのナスダック(US100)の現物・先物の相違点の内容を記載していきます。
※ナスダックとは
ナスダック(NASDAQ)とは、アメリカ合衆国の株式市場の一つです。主にハイテク産業の株式を中心に取り扱っていて、約2900社が上場しています。
ナスダック(NASDAQ)とは、National Association of Securities Dealers Automated Quotationsを略です。
ナスダック100指数というものもあります。これは、金融銘柄を除いてナスダックに上場する時価総額上位100銘柄の時価総額加重平均によって算出されます。
アメリカの市場動向を見るうえで、上記で紹介したナスダック総合指数やナスダック100指数は外せません
XMのナスダック(US100)の必要証拠金【現物・先物共通】
XMが扱う指数の必要証拠金率などが記載されたページはこちら。
必要証拠金はポジションを持つために必要となる資金のことです。
例)XMでナスダック(US100)を1ロットでトレード【レート:9030ドル】
→ 1ロット × 1 × 9030 × 0.01 = 90.3[ドル]
1ドル100円の場合は9030円、110円の場合は9933円となります。
1ロットでポジションを持つ場合は1万円くらいの証拠金が必要です。
XMのナスダック(US100)の損益の計算方法【現物・先物共通】
損益の計算式は「ロット × ポイント × ティックバリュー」です。
- ※XMのナスダック(US100)は0.01ドル単位でレートが変動します。この最小変動単位の0.01が1ポイントです。
- ※ティックバリューとは1ポイントの価値です。XMのナスダック(US100)のティックバリューは0.01ドルです。
損益
- ロット数:1ロット
- レート:9062.45→9410.54(348.09ドル変動)
- ポイント:34809[ポイント](レート0.01が1ポイント)
- 利益:1ロット × 34809ポイント × 0.01ドル = 348.09ドル
- 最小変動レート0.01ドルが1ポイント、1ポイントの価格が0.01ドルなので、「レート差[ドル]×ロット」が損益になります。
1ドル109.86円の場合、38242円の損益となります。
1ドル100円の場合は約3万5000円、110円の場合は約3万8000円の損益です。
XMのナスダック(US100)の最大ロット・最小ロット【現物・先物共通】
最大ロット:340、最小ロット:0.1です。
0.1ずつロットを増減できます。
XMのナスダック(US100)の取引時間【現物・先物共通】
XMのナスダック(US100)の取引時間は以下の表のとおりです。
シンボル | 内容 | 平日 | 月曜開場 | 金曜閉場 |
US100Cash | ナスダック現物 | 8時05分~6時15分、6時30分~6時55分 | 8時05分 | 6時10分 |
US100-○○○ | ナスダック先物 |
XMのナスダック(US100)のスプレッド【現物のほうが狭い】
XMのナスダック現物(US100Cash)のほうが先物よりスプレッドが狭いです。
- ナスダック現物(US100Cash)スプレッド:300ポイント
- ナスダック先物(US100-○○○)スプレッド:500ポイント
XMのナスダック(US100)の1ポイントの価値は0.01ドルなので、1ロットでポジションを持ったときのスプレッドは現物が3ドル、先物が5ドルとなります。
ドル円のレートを掛ければXMのナスダック(US100)のスプレッドの価格がわかります。
ナスダック現物(US100Cash)は300円程度、ナスダック先物(US100-○○○)は500円程度となります。
XMのナスダック(US100)の限月について【先物には満期日があり】
限月とはトレードにおいて期限が満了となる日のことであり「取引の期限」です。
満期日を過ぎるとポジションは強制決済され、新たな満期日が記載された銘柄のシンボルが現れます。
限月とは、先物取引やオプション取引において、先物の期限が満了する月のこと。例えば、3月に期限が満了する取引であれば3月が限月であり、「3月限(ギリ)」という言い方をします。現在、日本の債券・株式先物取引の限月は3、6、9、12月で、オプション取引の限月は毎月となっています。期限が満了となる最終決済価格決定日、または、特別清算日のことを一般にSQ日(SQ=Special Quotation、特別清算指数)と呼び、原則として限月の第2金曜日となっています。
XMのナスダック先物(US100-○○○)のシンボルの横に満期日が記載されています。
例:US100-MAR20:3月20日が満期日
満期日になると保有しているポジションは強制的に決済されます。
また、満期日の前日はポジションを決済することしか出来ません。
XMのナスダック(US100)の指値・逆指値【現物のほうが狭い位置に指値が置ける】
XMのUS100Cash(現物)は300ポイント(3ドル)、US100-○○○(先物)は400ポイント(4ドル)、現在の価格から離した位置ではないと指値や逆指値は置けません。
短期売買など狭い値幅を狙う場合は、レートによっては指値などを置くことが出来ない場合がありますので注意です。
XMのナスダック(US100)のスワップ【現物にはスワップが発生】
XMのUS100Cash(現物)にはスワップが発生します。
スワップの計算は簡単です。
スワップの例
- 買いスワップポイント:-1.17
- ドル円のレート:108.5円
- スワップ: -1.17 × 1ロット × 108.5 ≒ -127円
スワップタイプがドルなので、スワップポイントにロットとドル円レートを掛けると発生するスワップの円換算が出来ます。
XMのUS100-○○○(NYナスダック先物)にはスワップはありません。
XMのナスダック(US100)の配当金【現物買いで配当金を獲得】
XMのナスダック現物(US100Cash)には配当金があります。
- ナスダック先物には配当金はありません。
- 買った場合は配当金を受け取ることが出来ます。
- 売った場合は配当金分マイナスになります。
支払日はXM公式ページで確認できます。
- 記載されている数値にドル円のレートおよびロットを掛けると受け取れる配当金を算出できます。
- 配当金の計算例:1.706 × 1ロット × 109.6円 ≒ 187円
満期日前日はポジションを決済することしか出来ません。
XMのナスダック(US100)の取引まとめ
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