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海外FXサラリーマンの確定申告【所得税、住民税公開】

お金

会社で働きつつ海外FXを行っている海外FXサラリーマンが確定申告と税金額をスクショで公開します。

 

海外FXで出た利益は、年間20万円を超えると確定申告しないといけません。

 

無職・専業主婦などFX以外の所得がない場合は48万円を超えると申告しないといけません(2019年以前は38万円超でしたが2020年から基礎控除が48万円となっています)。

 

猫さん
猫さん

本投稿では、給与所得と海外FXの利益(雑所得)を入力した確定申告画面を公開しています。

FX以外の所得がない場合でも、雑所得入力の項目や海外FXの所得税の計算は参考になると思います。

 

海外FXの確定申告入力画面【税金額は後半にスクショ添付】

 

海外FXの利益は雑所得で総合課税に分類されるため、給与所得と雑所得の合計金額に対して税金がかかります。

 

  • 国税庁のHPに行き、「確定申告書等の作成はこちら」をクリックします。
  • 申告書の提出方法を選択し「所得税」の入力に移動します。所得の期間は昨年1年間(1月1日~12月31日)の決済済みの利益分です。12月31日までに利益確定していない未決済のポジションの含み損益は含みません。
  • 生年月日等の入力などを行い、「次に進む」をクリックします。
  • 「総合課税の所得」の、「給与所得」および「雑所得(業務・その他)」の「入力する」をクリックし、数値を入力します。

 

 

給与所得の入力

 

給与所得を入力するにあたって源泉徴収票が必要なのでお手元にご用意ください。

源泉徴収票に記載されている数値を入力します。

どの数値を入力するかは画像付きで説明されているので、確定申告の知識がなくても簡単です。

 

海外FXの雑所得の入力

※GEMFOREXはモーリシャスライセンス取得に伴い住所が変更になっていたので、画像に記載の以前の住所は伏せています。

 

海外FXの収益の入力は以下の通りです。

マイナスでも、他の雑所得と合算(雑所得内で内部通算)が可能なので、入力しましょう!

 

  • 種目:その他を選択し、「証拠金取引」と入力しました。(入力する文字はこれが正解かはわかりませんが、これで申告できました。)
  • 業務に該当しますか:いいえ
  • 収入金額:利益を入力します。こちらはGEMFOREXの利益で、約246万円を入力しています。
  • 必要経費:あれば入力します。有料のFXマーケットの配信・メルマガ・書籍等が該当します。取引手数料も経費にできます。MT4・MT5の「口座履歴」の「手数料」の列の数値です。0円の場合は取引手数料が損益に反映されているので経費にはできません。
  • 源泉徴収税額:未記入で提出しました
  • 所得の生ずる場所・法人番号:海外FX会社の住所を入力します。「〇〇 住所」などと検索すると検索できます。長すぎて入らない場合は途中まで、キリのいい所まで入力しました。国税著HPに省略方法の記載がありますので画像を添付します。
  • 報酬など支払者の氏名・名称:海外FX会社の正式名称を入力します。「〇〇 会社名」などと検索すると知ることができます。GEMFOREXやXMなどはブランド名で会社名ではありませんので、正式名称を検索します。

 

出展:国税庁(https://www.keisan.nta.go.jp/r2yokuaru/cat1/cat13/cat131/cid094.html)

 

TariTaliなどのキャッシュバックも課税対象

 

TariTali(タリタリ)は取引ごとにキャッシュバックをしてくれるサービスです(1ロットあたり9ドル(約1000円)など)。

海外FXはTariTali(タリタリ)を利用することで取引ごとにお金を得られますが、このキャッシュバック額も申告します。

 

海外FX会社のキャッシュバック型のボーナスも同様に申告の対象です。

 

証拠金取引のみに利用できるボーナス(いわゆるクッションボーナス)については申告の必要はありません。出金できませんので。

 

所得金額(給与所得と雑所得の合算金額)

 

給与収入と雑所得を入力すると添付画像のようになりました。

冒頭にも記載しましたが、海外FXの税金は総合課税なので、給与所得と雑所得の合計金額に対して税金がかかります。

 

「合計」で、給与額と雑所得の合計がわかります。

約580万円と表示されていますね。

 

納付金額が表示される

 

給与所得と雑所得の入力が終わった後は、所得控除等の入力(医療費控除 、生命保険料控除)を行います。該当するものを入力して「入力終了(次へ)」をクリックすると、画面上部に納付する所得税が表示されます。

 

約43万円と表示されました。これは所得税の金額で、住民税は含まれていません。

約580万円に対して43万円の納付なので、約7%税金で持っていかれることになります。

 

なぜこのような金額になるか、内容を見ていきましょう。

 

所得控除額【所得金額(給与所得+雑所得)から引く】

 

入力内容に伴い所得控除額が自動で計算されます。

基礎控除48万円を合算した値が、所得金額(給与所得+雑所得)から差し引かれ、その金額に対して所得税が計算されます。

 

  • 所得控除額:「社会保険料控除などの金額+基礎控除48万円」
  • 所得金額(給与所得+雑所得)から差し引かれる金額です。
  • 自身の場合は約105万円と表示されました。

 

基礎控除はすべての納税者から無条件で差し引く所得控除です。給与所得のない人が48万円以下だと確定申告しなくていいのはこのためですね。「所得金額-基礎控除=0円以下」になりますから。

 

※基礎控除額48万円は、収入が2400万円以下の場合です。2400万円超2450万円以下は32万円、2450万円超2500万円以下は16万円、2500万円超は0円となります。

 

所得税の計算

 

所得金額(給与所得+雑所得)から所得控除が差し引かれた金額が所得税の計算対象金額です。

 

  • 所得税計算のための金額:「所得金額(給与所得+雑所得)-所得控除」
  • 自身の場合は下記金額が所得税計算の対象です。
  • 課税対象金額:約579万円-約105万円=約474万円

 

計算は以下の表を使います。

所得金額が約474万円なので、税率は20%で控除額42万7500円が差し引かれます。

  • 約474万円×20%-42万7500円=約52万円
  • 表の「3,300,000円 から 6,949,000円まで」の行参照

 

所得税の速算表
課税される所得金額 税率 控除額
1,000円 から 1,949,000円まで 5% 0円
1,950,000円 から 3,299,000円まで 10% 97,500円
3,300,000円 から 6,949,000円まで 20% 427,500円
6,950,000円 から 8,999,000円まで 23% 636,000円
9,000,000円 から 17,999,000円まで 33% 1,536,000円
18,000,000円 から 39,999,000円まで 40% 2,796,000円
40,000,000円 以上 45% 4,796,000円

(注) 例えば「課税される所得金額」が7,000,000円の場合には、求める税額は次のようになります。

7,000,000円×0.23 – 636,000円= 974,000円

引用:国税庁

 

復興特別所得税額がさらに加算されます。

  • 復興特別所得税額
  • 所得税額約52万円×1%=約1万円
  • 約52万円+約1万円=約53万円

 

源泉徴収額を引いた金額が所得税になります。

  • 源泉徴収額を引く
  • 約53万円-約10万円=約43万円

 

これで、所得税約43万円が計算できました。

 

計算した金額に対して復興特別所得税額が加算され、源泉徴収額が減算されますが、上の表から計算した金額で超ザックリとした納付すべき所得税は把握できます。

  • ((給与+雑所得)×税率-控除額)+復興特別所得税額-源泉徴収額
  • 給与所得が高いと源泉徴収額は高くなるので、所得税は更に低くなります。
  • あまり細かい計算がしたくない場合:上の表から計算した金額でも、超ザックリとした所得税は推定可能

 

口座から所得税が引かれるタイミングは?【スクショ公開】

引用:国税庁HP(https://www.nta.go.jp/taxes/nozei/nofu/24200042/noufu_kigen.htm)

 

口座から所得税が引き落とされるタイミングは、国税庁のHPで確認できます。

確定申告の行の振替日を参照しましょう。

令和3年分の所得税は、令和4年4月21日に振替となります。

 

実際に口座から引落としされたときのスクショを添付します。

引落内容(明細)は「シンコクショトクゼイ」と記載されます。

 

 

海外FXの収益を会社にばれたくない!!

 

海外FXで得た利益は会社にばれたくない、そう思う人は多いですよね。

そんな場合は、「住民税:事業税に関する事項」から住民税の徴収方法を「自分で納付」にしましょう。

 

給与から天引きされていた住民税が引かれなくなり、代わりに年4回にわけて納付します。

送付されてくる納税通知書の納期限までに振り込みます。口座振替もできます。

 

住民税はいくら?【所得税+住民税が支払う税金の合計】

 

住民税は所得金額によらず一律10%です。

区市町村民税6%、道府県民税・都民税4%で、合計10%となります。

所得金額(給与所得+雑所得)が473万円くらいだったので、住民税は約47万円(約49万円でした)となります。

 

 

年4回(6月30日、8月31日、10月31日、翌年の1月31日)に分けて住民票がある市区町村に納付します。

住民税が49万円の場合は1回あたり約12万円の納付となります。口座引き落とし可能です(市町村役所で申請)。

 

合計で、所得税約43万円+住民税約47万円(約49万円)=約90万円が納税額となりました。

 

海外FXにかかる税金の計算方法まとめ

 

海外FXの年間収益が20万円(給与所得がない場合は48万円)を超えると確定申告を行わないといけません。申告しないと最大で納付税の20%の無申告加算税が課されます。

 

確定申告は非常に簡単になりました。

働いている方でも、海外FXの年間取引報告書(MT4、MT5から出力)と源泉徴収票があれば、30分もかからずネット上で申告できます。

記載途中で一時中断することもできますので、隙間時間しかない方でも大丈夫。

 

無申告にはならないよう注意しましょう!

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